2018年度プラスチック成形加工実用セミナーのご案内(開催中止)
実用セミナー開催中止(180901)
今年度実用セミナーの申込を9/28締め切り、応募者少数のためやむなく開催を中止します。
我が国のプラスチック成形加工業界の中堅・中小企業を取り巻く最近の経済情勢はますます厳しさを増しており、非常に難しい対応が求められています。特に、国内はもとより海外でも通用するグローバルな技術競争力を有することが必須です。このためには、どうしても優秀な技術者の育成が不可欠であります。“有能な人材”は企業発展の最大の原動力と言えます。
私共は“プラスチック技術研修セミナー”を企画し、2012年度から2016年度まで5年間実施して参りました。そして、多くの受講者に参加していただくことができました。さて、今年度(2018年度)からは内容を新たにし、“プラスチック成形加工実用セミナー”を中堅者向け人材育成支援セミナーとして開講致します。
プラスチックを成形する上で、材料に関する知識や技術は欠くことのできないものです。今年度は、成形加工に携わる技術者の立場から見たプラスチック材料についてのカリキュラムを取り上げます。
以下、本セミナーの内容をご案内させていただきますので皆様のご賛同をいただき、積極的なご参加をお願い申し上げます。
2018年8月
主催:NPO法人ものづくり人材アタッセ(PHA)
協賛:プラスチック技術協会
プラスチック成形加工実用セミナーの要項
[目的]
プラスチック成形加工に関する真の問題解決能力を持った人材の育成、ひいては企業の技術力・問題解決力・顧客満足度の向上を支援します。
[特徴]
本セミナーは従来のセミナーとは異なる次のような特徴を持っています。
➀従来のものは講師から受講者への一方向的なもの(講義方式)が中心でし
た。ここでは両者が気軽に話し合える雰囲気(“双方向”)で行います。
②受講者から事前にトラブルや課題などを提出してもらい、事例研究として取
り上げます。
[対象者]
プラスチック成形加工についてもう一度基本に立ち返って学習しようとする
中堅社員や熟練社員を対象とします。
[講師]
PHA正会員および登録会員(専門技術と技能を身につけた実務経験豊かな退職者です)が担当します。
[日程、時間]
10月~3月で2回/月、2時間/回(18時-20時)
ただし、必要な科目だけ受講することも可能です。
[会場]
大阪駅前第2ビル5F 大阪市立総合生涯学習センター(ただし、会場都合に
より変更する場合もあります)
[参加費]
PHA会員およびプラスチック技術協会会員:3,000円/人、回
上記以外:5,000円/人、回(ただし入会すれば3,000円/人、回と
なります)
2018年度プラスチック成形加工実用セミナー
“プラスチック材料講座(全11回シリーズ)”について
[科目と概要]
1.成形に用いるプラスチック材料
(1)プラスチックの選定(3回)
プラスチックとは/ニーズに対してどのプラスチックを、どのような根拠
に基づいて選べばよいか
(2)添加剤の選定
要求される性能を満たすための最適添加剤の選び方
(3)複合プラスチックの選定
上市されているポリマーアロイと最適材料の選び方/上市されているフィラー配合プラスチックや繊維強化プラスチックと最適材料の選び方
2.プラスチック材料と成形(主として射出成形)
(1)材料物性と成形(3回)
溶融物のレオロジー特性/固化特性/レオロジー特性や固化特性と成形と
の関係
(2)成形~構造~物性の関係
高分子のミクロ構造/成形による構造の形成/構造と物性の関係
3.プラスチックの基礎的な評価
(1)材料物性の評価
溶融物性、固化特性の測定/材料メーカーから提供される材料物性データ
の見方
(2)成形品の構造解析
ミクロ構造の解析/複合プラスチックの混合状態や分散状態の評価
[日程、講師]
科目 日程 講師 所属
①プラスチックの選定(1)10/ 9 (火) 江村 和朗 PHA個人正会員
②プラスチックの選定(2)10/23(火) 江村 和朗 PHA個人正会員
③プラスチックの選定(3)11/13(火) 江村 和朗 PHA個人正会員
④添加剤の選定 11/21(水) 今井 建彦 PHA個人登録会員
⑤複合プラスチックの選定 12/ 5(水) 今井 建彦 PHA個人登録会員
⑥材料物性と成形(1) 1/10(木) 後藤 昌生 PHA個人正会員
⑦材料物性と成形(2) 1/24(木) 後藤 昌生 PHA個人正会員
⑧材料物性と成形(3) 2/12(火) 後藤 昌生 PHA個人正会員
⑨成形~構造~物性の関係 2/22(金) 田中 秀穂 PHA個人正会員
⑩材料物性の評価 3/ 8(金) 田中 秀穂 PHA個人正会員
⑪成形品の解析技術 3/22(金) 田中 秀穂 PHA個人正会員
[講師略歴]
江村 和朗:繊維メーカーにて合繊原料樹脂製造部門を担当、その後プラス
チックフィルム加工業に従事 技術士(化学)
今井 建彦:化学メーカー35年勤務、プラスチック成型加工メーカー7年勤務後
2011年より現在に至る
後藤 昌生:電機メーカー研究所主任研究員、大学教授、工学博士
田中 秀穂:化学メーカー研究所主席研究員、研究グループリーダー
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