テーマ SDGsを企業活動目標に取り入れよう!
ESG経営を目指す観点からも、SDGsを旗印にした活動を展開することが企業価値を高めることにつながると思われます。該当する分野について最近の話題を追ってみましょう。
1 質の高い教育をみんなに (SDGs-4)
- リスキリング
新聞販売店が電気器具の修理・販売・据付事業に進出した話。最近は新聞を定期購読する人が減ってきて新聞販売だけではやっていけない。そこでこのお店では従業員が電気器具取り扱いの研修を受け、この事業に進出されたようです。例えばエアコンの掃除・販売・据付等。
2 安全な水とトイレを世界中に (SDGs-6)
- ファインバブルの応用
中でもウルトラファインバブル水。nm単位の小さな気泡を多く含んだ水です。この水をシャワーで浴びながら擦るだけでボロボロと垢が落ちる。石鹸が要らない「人間洗濯機」としてNHKテレビでも紹介されました。2025大阪・関西万博にも出展されるようです。
3 エネルギーをみんなにそしてクリーンに (SDGs-7)
- 水素とアンモニア
化石燃料の代わりに水素やアンモニアを使用する。これらを製造する方法は低コストであくまでグリーンでなければなりません。
4 産業と技術革新の基盤をつくろう (SDGs-9)
- 人口光合成
太陽光発電による電力を利用して水を電気分解し、得られた水素に炭酸ガスを反応させてあらゆる化学物質を合成する。究極のイノベーション、正に技術革新の基盤です。
5 つくる責任つかう責任(SDGs-12)
- ものづくりの基本。
自らが作り出した製品が社会でどのように使われどのように役立っているか?何か問題はないか?常にチェックできる体制が重要です。
6 気候変動に具体的対策を (SDGs-13)
- 排出CO2の捕集
火力発電所や化学工場などから出る排ガスから高純度CO2を回収し、CCS,CCUSとして処理する。効率のよいCO2吸収剤の開発が待たれます
7 海の豊かさを守ろう (SDGs-14)
- 超臨界流体による廃プラスチックの分解~ケミカルリサイクル
超臨界CO2によるポリエステルやナイロン樹脂の分解。原料物質にまで分解して、再利用。プラスチックごみによる海洋汚染防止に役立ちます。
8 陸の豊かさも守ろう (SDGs-15)
- 人工肉
麹菌と酒粕とで人工肉を作る。これもNHKテレビで紹介されました。
これらの事業を展開するには本メルマガPHA短信第56号で紹介のあった各種補助金制度を活用されるのが良いでしょう。
(個人正会員 江村和朗)
コラム
「コロナ第7波の様相が大分変ってきたね」「そうだね。一頃に比べ感染者の数が随分減ってきたね。それを受け、政府も外国人観光客の受け入れ人数を増やす措置に向かっているよ」「そうだね。しかし、
外に出るとマスクをしていない人は殆どいないね」「正に、お国柄が出ているね。エリザベス女王の国葬の様子を見ても、欧米ではマスク着用者は殆どいないものね」「どちらが良いのだろう」「結論を出すのは未だ早いだろう。経済の復活状況が決めると思うよ」「成程ね」
(広報分科会員 金子一郎)
寸鉄:相棒:「人」という字の成り立ちで分るように、人間は一人では立っていない。
同じように、自分ひとりで経営していくのは難しい。やはり相棒というものが必要だ。
稲盛和夫一日一言より